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環境・エネルギー

電力消費7,530kWh 日本は主要15カ国中8位——2024年国際比較

省エネ中位圏の日本、北欧・北米の半分水準も欧州主要国を上回る

2026-07-08公開読了時間: 約5分
環境・エネルギー — ポイント
  • 2024年の日本の1人当たり電力消費量は7,530kWh
  • 省エネ・高効率機器の普及により消費量は緩やかな低下傾向が続いている
  • 主要15カ国中8位。ノルウェー(23,673kWh)の約32%、カナダ(14,093kWh)の53%で中位圏。英独仏伊より高い水準

電気代の高さを実感することが増えた昨今、日本人1人当たりの電力消費量は世界と比べてどのくらいなのでしょうか。World Bankの最新データ(2024年)によると、日本の1人当たり電力消費量は7,530kWhで、前年(7,655kWh)から約125kWh(1.6%)減少しています。前回記事(7カ国比較・5位)から比較対象を15カ国に拡大したところ、日本は8位(消費量の少ない順)と中位圏に位置することがわかりました。最少の英国(4,195kWh)から最多のノルウェー(23,673kWh)まで約5.6倍もの開きがあり、エネルギー構造の多様性が浮き彫りになっています。

1人当たり電力消費量の国際比較(2024年)

1人当たり電力消費量(2024年)

主要15カ国比較 / World Bank

英国
4195kWh
イタリア
5137kWh
ドイツ
6109kWh
オランダ
6386kWh
フランス
6447kWh
中国
6524kWh
スイス
7117kWh
日本
7530kWh
NZ
7989kWh
豪州
9801kWh
韓国
11350kWh
スウェーデン
12226kWh
米国
12839kWh
カナダ
14093kWh
ノルウェー
23673kWh

国際比較データ(2024年)

順位国名1人当たり電力消費量(kWh)日本との差データ年
1英国4,195−3,3352024
2イタリア5,137−2,3932024
3ドイツ6,109−1,4212024
4オランダ6,386−1,1442024
5フランス6,447−1,0832024
6中国6,524−1,0062023
7スイス7,117−4132024
8日本7,5302024
9ニュージーランド7,989+4592024
10オーストラリア9,801+2,2712024
11韓国11,350+3,8202024
12スウェーデン12,226+4,6962024
13米国12,839+5,3092024
14カナダ14,093+6,5632024
15ノルウェー23,673+16,1432024

※消費量が少ない順に1位。中国は2023年最新値。

AI分析:変化の背景

今回の更新では比較対象を7カ国から15カ国に拡大し、日本(7,530kWh)の国際的な位置をより立体的に把握できるようになりました。日本に最も近いのはスイス(7,117kWh、日本の−413kWh)とニュージーランド(7,989kWh、日本の+459kWh)で、いずれも人口1,000万人以下の先進国です。日本の1人当たり電力消費量は前年比約1.6%(125kWh)減少しており、LED照明の普及率向上、省エネ基準(トップランナー制度)の強化、ヒートポンプ型給湯器の普及、そして2011年の東日本大震災以降に定着した節電意識が複合的に作用しているとみられます。

上位のノルウェー(23,673kWh)やカナダ(14,093kWh)は安価な水力発電と寒冷地の暖房需要が消費を押し上げており、韓国(11,350kWh)は鉄鋼・半導体・石油化学など電力多消費型重工業が産業構造の中核を占めています。消費量の多寡はエネルギー資源、気候条件、産業構造に左右されるため、単純な優劣比較には注意が必要です。

AI分析:日本の位置づけ

15カ国中8位(消費量の少ない順)という日本の位置づけは、省エネが進んだ欧州主要国と電力多消費型の北米・北欧の中間にあることを示しています。英国(4,195kWh)やイタリア(5,137kWh)が日本より大幅に少ない電力消費で経済活動を維持している一方、これらの国では製造業比率の低下や温暖な気候が寄与しているという構造的要因が指摘されています。

注目すべきは、スウェーデン(12,226kWh)やノルウェー(23,673kWh)のように消費量が多くても再生可能エネルギー比率が高い国の存在です。電力消費の「量」だけでなく「質」(電源構成)も併せて評価する視点が重要と考えられます。日本においては、2050年カーボンニュートラル目標に向けて、消費量の継続的な削減と再エネ電源への転換という両軸での取り組みが引き続き課題となるでしょう。再生可能エネルギー普及の現状については関連レポートを参照ください。

関連レポート

データ出典

・政府統計の総合窓口(e-Stat) https://www.e-stat.go.jp/

・World Bank Open Data


免責事項

本ページのデータ分析・構造化はAIを活用して行っています。数値は公的統計データに基づいていますが、政府や公的機関の公式見解ではありません。最新・正確な情報は各データの一次ソースをご確認ください。

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